10月29日土曜日、
午前11時になりました。
こんにちは、おかです。
今年の秋もいよいよ終盤、
空気が冷たくなってきました。
有川浩特集は今回で最終回。
終えるのが名残惜しいです。
最後を飾るのは代表作を選びました。
公序良俗を乱す表現を規制するため、
施行された「メディア良化法」。
行き過ぎと言える検閲に対抗するのは、
「図書館の自由法」を持つ公共図書館。
互いに対抗するうちに武装化が進み、
両者の抗争は30年にも及んでいた。
物語の主人公である笠原郁は、
過去に自分を救ってくれた図書館隊員、
通称王子様を追い図書館に入隊する。
そこで待っていたのはハードな現場と、
口うるさいが頼れる教官だった。
大切な本を守るため、
そして王子様に追いつくため奮闘する、
無鉄砲な女子隊員の成長記。
有川浩と言えばこれでしょう。
アニメ化もされ映画化も決定。
月9のノリを目指したらしく、
テンポがよくて読みやすいです。
ですが扱う内容は検閲や表現規制など、
考えさせられるものも多くあります。
重い内容をどう読みやすくするか、
そのバランスが絶妙です。
月9ですからラブコメ要素もバッチリ。
有川浩の魅力が凝縮されたシリーズです。
4回に渡りお届けした有川浩特集、
いかがでしたでしょうか。
ライトノベル寄りなので、
普段本を読まない人にもオススメです。
その読みやすさの中に、
深いテーマを取り入れるのも作品の特徴。
それに忘れちゃいけないのが恋愛要素!
少女漫画がお好きな方にも是非。
続編やスピンオフ作品も多いので、
気に入ったシリーズからどうぞ。
読書の秋特別企画もあと1ヶ月。
来月までどうぞお付き合い下さい!
図書館戦争1 有川 浩 角川書店 2011-04-23 |