こんにちは、たおです。
11月17日木曜午前11時、
『たお君の道場』の時間です。
日本拳法におけるオーダーのお話は、
今回が最終回、大将についてです。
ラスボスって…。
悪役みたいになってますけど、
味方からしたら最後の砦っすよ。
恐らくは最も難しいポジションです。
セオリーとしては、
最強の駒が置かれるべき場所。
もちろん先鋒や中堅に戦力を割いた結果、
余り者がまわって来る場合もありますが…。
しかし基本的な考え方としては、
1番実力のある選手はもちろん、
最終戦に臨む精神の強さや体格など、
絶対的な武器を持つ選手を置くのが理想です。
大将までに勝負がつく場合が多くても、
もし2勝2敗で大将を迎えた場合、
その武器が無いと支えられないからですね。
最強の駒…!
かっこいい。
大将になって、
後ろの方で腕組みしていたい!
そういう余裕の態度は大事っすね。
ソファに座ってブランデーを飲んで、
ニヒルに笑っていたい!
…それはラスボスかもしれませんが、
たぶん悪役っす。
更に大将には求められる大切な事があります。
それはつまり、例えば大将戦に至るまでに、
負けが決定してしまったとしても、
大将がしっかりと勝つことが出来れば、
後に残せるものが違ってくるということです。
逆に言えば、副将までが全勝だとしても、
大将が無様な負け方をすれば…。
そうです。
まるで試合に負けたような雰囲気になります。
このような様々な意味で、
やはりこのポジションは1番難しい。
手下は余裕で勝ち抜いてきたのに、
ラスボスが1撃でやられたらねぇ。
手下ってのは誤解ありすぎっす。
でも確かに締まらないでしょうね。
逆にそれまでボコボコにやられちゃってたのに、
ラスボスが派手に勝利すれば…。
オーダーに関する自分の知識は概ね以上です。
一応、自分も全ポジション経験しました。
先鋒はもちろん緊張しましたし、
中堅のプレッシャーも大変なものでした。
副将で勝利して大将に繋げた喜びや、
チームが負けて迎えてしまった、
大将戦の悔しさも味わいました。
例えば普段の生活でも、
己に与えられる役割や仕事があると思います。
プレッシャーや「何故自分が」というような、
そんな理不尽さを感じる時もあるでしょう。
しかし、その役割が自分にまわって来るからには、
必ず意味や理由があるはずだと、自分は思います。
まずはそれを理解すること。
そして求められるものを「予想」して、
とにかく全力でこなしてみる。
廻ってきた役割に対しどのように考えるか…。
大切なのはそこだと思います。
なんか、やっぱりどのポジションも、
求められているモノがありましたね。
はらちゃん最初は、
次鋒が目立たなくて良いとか言ってたのにね。
ぜんぶ聴いてみれば、
やっぱりどこも大事なんすね。
というかどこも大事なポジションに成りうる。