3月19日月曜日、午前11時。
週初めの月曜日をお知らせする、
『マンデー11トークショー』。
今日のお相手はわたし、
こんにちは、聴診器だよ。
病院ではよく会うよね〜。
まぁそれ以外で会うものヘンか!
普段は何気なくお医者さんが持ってるから、
あまり目立たないかもだけどさ。
でも考えてみると不思議じゃない?
だって、音で人の具合を診るんだよ!
もしわたしが昔のお医者さんだったとしても、
具合が悪い人を音で診察なんてしないわ〜。
まぁお前が言うなってカンジだけど。
わたしたち聴診器を発明したのは
ルネ・ラエンネックという男のひとでね。
音をたよりに診察する方法は、
実は昔からあったみたいだけどさぁ…
でもあんまり広まってなかったみたい。
だから胸に耳を押しつけてくる医者なんて、
かなり謎だと思われてただろうねぇ〜。
ルネさんが気にしていたのもソコな訳。
だって女性の診察をするときにさ、ほら、
男のお医者さんが女の人の胸に、
耳を押しつけることになるでしょ。
これは診察とは言え抵抗があるよ。
そこで思いついたのが、
筒を胸に当ててみること!
子供が筒で音を聞いて遊んでるのを見て
思いついたらしいよ。
単純なアイディアだけどさ、
いやすごいと思うよ、わたしは。
ちなみにそんなルネさんはね、
結核で亡くなってるんだよ。
結核を発見したのはルネさんの甥っ子で、
つかった道具は…言うまでもないよね。
偉大なお医者様に拍手!!
というわけで、月曜日の11時だよ。
1週間がんばってね。みんなも
シンプルなアイディアを見逃すな!