4月28日土曜日、午前11時。
さまざまなマンガをご紹介していく
番組『コミックベルト』。
今回のお相手は、おかさんです。
こんにちは、おかです。
世間は今日からGWに突入しましたね。
大型連休は楽しいですが、その後に
待ち構えるのは厄介な五月病。
毎日が同じことの繰り返しで
退屈でダレてきてつまらない…よくわかります。
でも、日常の中にも素敵なことは
たくさん転がっているものです。
今回はそんな小さな幸せに
気付かせてくれる漫画をご紹介します。
天野こずえ『ARIA』です。
運河を渡るゴンドラで観光案内をする
水先案内人(ウンディーネ)を夢見て
水の惑星アクアに来た水無灯里。
気候などをシステムで制御するように
なった地球とは違い、アクアは
自然が残る「不便」で美しい惑星だった。
四季があり、季節のお祭があり、
何をするにも人の手を介さなければならない。
体験したことのないことなのに、
何故か懐かしくて毎日がキラキラする。
ゴンドラ漕ぎとして成長しながら、
日常の素敵を感じる物語。
季節を大事にする、伝統を大事にする、
当たり前をないがしろにしない。
自分が身を置いている日常を大切にしながら、
新しいことにも果敢にチャレンジする。
簡単そうに見えて相当に難しいことです。
主人公の灯里はすごい。
なので、まずは身近に転がっている
「ちょっと素敵なこと」を探す練習から…。
そういう気分にさせてくれる優しい漫画です。
そして女の子たちが可愛い!(笑)
日常に焦点を当てた漫画って、
昔は今ほど多くなかった気がします。
それが最近は小説も漫画も映画も、
日常をテーマにしたものが多いこと。
普段の日々を大切に思う人が増えた、
ということなんでしょうね。
作品のテーマの流行り廃りを見てると、
その当時の世相が見える…興味深いです。
個人的には日常ものが大好きなので、
もっと増えてくれると嬉しい限り。
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