5月3日木曜日、午前11時。
仕事に関する雑談を愉しむ、
『仕事のハナシをしよう』お時間。
若手人事への「就職活動」に
関するインタビュー。
「就職活動」の準備について、
話はすすんでいきます。
前回に引き続いて、
お読みくださいね。
具体的には就活って、
どうしたらいいんだろう。
う〜ん。
例えばいまから
「就活を始めます」って人は、
一体なにからすれば良い?
まぁ色々とあると思いますが。
でも恐らく必要になってくるのは、
自分自身について説明できるように
しておくことかと。
自分自身。
ええ。今まで自分がやってきたこと、
現在の自分に出来ること。これから
仕事をはじめたときに、自分が
出来そうなこと。これを考える。
…出来ることと、
出来そうなこと。
とにかく、自分自身について。
「気持ち」だけじゃなく論理的に、
自分の言葉で話して欲しい。
むずかしそう。
気持ちだけというか、情熱だけが
前に出てくる人は多いですから。
あとは、上辺だけ取り繕っていたり。
ははぁ。
それだけでは情報が少ないんです。
だから僕らがお伺いする訳ですけど。
…あの、ちょっと突然なんだけど。
例えばさ、
八百屋さんの話に置き換えるとさ。
(笑)八百屋さんの話に。
うん。例えば八百屋さんが
リンゴを売るときに、
「うまいよ!超うまいよ!」とか、
「とにかく買って下さい」みたいな。
そういう売り方だけが、正しいとは
限らないんだろうなと。
あ〜はいはい。
「産地」とか「品質」とか、
お店に並ぶまでの経緯とか。
色々と「情報」があると良いよねって。
そういう話かな?
そういう話ですねぇ。
最終的にお店の人の「誠実さ」が
決めてだったりする場合もあるけど。
そうですね。とにかく「情熱」と
上辺だけの「話術」だけでは、
コンスタントにリンゴを売ることは、
不可能な訳です。
うんうん。
もちろん「情熱」も「話術」も、
あったほうが良いですよ。
でもリンゴそのものに関する
質の高い「情報」があったほうが、
お客さんは嬉しいですから。
「自分」というリンゴを売る訳だよね。
ええ。だからそのリンゴについて、
どのくらい情報を持てるか。
そう考えると、嘘をついても
あんまり意味ないよね。
だって売り逃げする訳じゃないし。
そうなんです。これから一緒に
働くかもしれない訳ですよ。
リンゴは「自分」ですから、
売って終わりじゃない訳です。
売って終わりじゃないねぇ。
そもそも売り手自身で、
そのリンゴの関する情報が
ロジカルに落っこちていないと、
売りにくいと思いますし。
自分でもよく分からんようなリンゴは、
売りにくいってことだよね(笑)
そう。だから自分というリンゴに関する
情報を集める必要があるんです。
あとは、その嘘ではない情報を、
自分の言葉で誠実に語る。
押し売りしてもダメだし、
適当に売ってもダメだろうしなぁ…。