今回はなしてて楽しかったなぁ
8月12日。日曜日の午前11時。
雑談番組『談話室』のお時間です。
暑い日々が続きます。
涼を求めてコンビニエンスストアに
行くことも多いかもしれませんね。
最近のコンビニにある商品は、
質の高いモノも多いです。
というわけで今日はそんなお話。
どこまでもたわいない雑談をどうぞ。
コンビニのお菓子って食べる?
あんまり食べないかなぁ。
最近のは凄くウマいんだよ。
そうなんだ。
おれ、わらび餅が好きなんだけどさ、
セブンイレブンでも売ってるのね。
わらび餅が。
そう。それでこの間、
わらび餅で有名な店のヤツと
セブンイレブンのヤツとで、
食べ比べてみたんだよ。
へぇぇ〜。
ほんとに有名な所のやつだよ。
わらび餅で有名な和菓子屋さん。
どっちがうまかった?
いや、それはもちろん
和菓子屋のなんだけどさ。
でも差がね、予想以上に
少なかったんだよ。
でも和菓子屋の方がウマいんだ。
うん。なんていうか、
ふわふわ感が違う。
ふわふわ感…。
でもコンビニで買えるお菓子で
あれだけウマいってのは、
本当に凄いことだと思うね…。
ニセモノというか、
真似たものなのになぁ。
なんだっけ、あれ。
日本のことわざ。
…「青は藍より出でて藍より青し」!
なにそれ?
あの、青色って色はさ、
藍っていう草?みたいなのから
抽出するんだけど、抽出元の藍より、
青はすごく青いんだよ。
うはは、なに言ってるか分からん。
だから何て言うか、
「師匠より弟子が強い」みたいな
状況をいうことわざかな。
あ〜はいはい。
だから限りなく師匠に近づいてるよね、
セブンのわらび餅。
あ〜でも音楽でもさ、
「モデリング」ってのがあるんだけど。
それもちょっと似てるかな。
モデリングって。
例えばヴィンテージのアンプの音をね、
真似してつくったりするんだ。
いや分からん。
こう、元から「暖かみのある音」を出す
楽器みたいなのがあるとするでしょ。
それを機械的に再現する、みたいな。
あ〜。
その技術が最近、
ほんとに高くなってきてるの。
それは元の音と聴き比べて、
分からないレベルなの?
…いや、分かるかなぁ。
でもそういう技術って、
どの分野も進化してるんだなぁって。
逆に進化していっても無理な部分も
あるんだろうけどね。ライブで聴く音楽と、
CDで聴く音楽の違いというか。
ああ、それはどうしようもないね。
その場にいないと楽しめないモノだ。
わらび餅もそうだと思うんだよね。
どんなに似せても微妙に違う部分。
荒さというか、手作りっぽさ。
はいはい。
例えばいまTVゲームってさ、
インターネットをつかって
世界中の人と遊べるでしょ、
本当に実在する人と。
うん、らしいね。
やっぱりコンピューターと遊ぶのと
本物の人と遊ぶのとは違うんだよね。
『風ノ旅ビト』ってゲームがあるんだけど、
そのゲームは砂漠を知らない人と、
ただただ彷徨うゲームなの。
それは本物の人と?
そう。会話とかは出来ないから、
ただただ一緒に砂漠を歩くだけ。
面白いね。
すごく面白い。
人って何をするか分からないんだよね。
このゲームだと本当に実感する。
予測できない訳か。
うん。コンピューターが進化しても、
なかなか真似出来ないと思う。
動きに無駄があるというか、
「人間味」があるんだ。
人間味までコンピュータが
再現出来るようになったら、
人間と区別がつかなくなるって。
…たしかに。
色んなものが完全に
コピー出来るようになったら、
なんか寂しいよね。
寂しいね。いや、コンビニで
ウマイわらび餅を買えるのは良いけど。
うははは。
ひとの手がはいることによって
完成するモノがあります。
まったく同じ成分でも、
家族に握ってもらったオニギリの味は
コンビニで再現は出来ません。
変わるものと、
変われないものがありますね。
無駄話が続く『談話室』。
次回も全く期待せずにおたのしみに。