10月6日土曜日、午前11時。
東京ディズニーリゾートを
たっぷり楽しむためのエッセイ、
『魔法の国の散歩道』の時間です!
今回はちょっと「通」な話題。
知っておけばパークを歩くときに、
きっと楽しみが増えるはずですよ。
たとえば不要なレシートとか、
食べ物の包装用紙とか。
皆さんはそうやって出たゴミを、
果たしてどれだけ持ち続けていられますか?
ほとんどの人はまず最初に、
近くにゴミ箱がないか探すと思います。
今回はそんなお話です。
東京ディズニーリゾートのパーク内には、
とにかく沢山のゴミ箱が設置されています。
その数は2つのパークを合わせて、
およそ1200個だとか。
とんでもない数ですね。
本国アメリカのディズニーランドでは、
ゴミ箱の設置間隔は約8mだそうです。
一般の人が歩いて大体30歩くらいですね。
それくらいの間隔が「人がゴミを
持っていられる限度」だと、
統計を元に弾き出されたらしいです。
パーク内で周囲を見渡せば、
おそらく1つはゴミ箱が目に入ると思います。
見える範囲にゴミ箱があればポイ捨ても
しないので、当然パークは綺麗に保たれる。
ディズニーのパークが常に綺麗であるために、
非常に重要な役割を果たしているわけです。
そんなに沢山あるゴミ箱ですが、
中でゴミが溢れていることもありません。
これは定期的に全てのゴミ箱をチェックして
回ってくれている「カストーディアル
キャスト」さんのお陰ですね。感謝!
勿論、デザインにもこだわっています。
たかがゴミ箱と侮ることなかれ。
モンスターズシティでは、
こんな可愛い標識付き。
これはゴミを捨てたくなる…。
イベントによってゴミ箱を
模様替えすることもあります。
常に綺麗に保たれているパーク内で、
景観を壊すことなく自然と溶け込むゴミ箱。
そのバリエーションの多さには驚きます。
各所のゴミ箱巡りをするのも、
結構楽しいかもしれません。
最後に、私のお気に入りをご紹介します。
ニューヨーク市保存協会のゴミ箱です。
東京ディズニーシーの、アメリカン
ウォーターフロントで見られます。
「KEEP YOUR PARK BEAUTIFUL」
良いこと言ってますね。
ウォルト・ディズニーは「子供が遊ぶ
遊園地は綺麗でなくてはならない」という
理念を持っていました。彼のそのこだわりが
今日まで引き継がれて、美しいパークの
景観が保たれているんですね。
皆さんもパークでゴミ箱を使う時に、
ちょっと気にして見てみて下さい。
たかがゴミ箱、でもそれが
途端に愛らしく見えてきますよ。