11月12日月曜日、午前11時。
文具紹介番組『ほしくま文具店』の時間です。
文房具。誰にもなじみの深い日用品。
様々な用途、種類、こだわり、
ピンからキリまである値段。
この世界を趣味と捉えた場合、
それはまるで、底の知れない
「沼」のようなものです。
そんな文具の世界に魅せられた男の語る、
ステーショナリーな世界をご堪能あれ!
文具の沼には底がない!
まずはボールペンから
ご紹介しましょうか。
よろしくお願いします。
では今回は『シグノ』
というボールペンを。
一見ふつうのボールペンだね。
ええ、実際コンビニとかでも、
100円くらいで売ってますよ。
あ、そんな手軽なモノなの。
どこでも買えます。
なにが凄いんだろう?
このペンはですね。
うん。
紙に引っかかるんですよ。
紙に、引っかかる?
ええ。例えば、滑らかにスルスルと
書けるボールペンってありますよね。
ジェットストリームとか。
あ、それ知ってる。
あれはすごく滑らか。
ボールペンに滑らかさを求める人も、
もちろんいると思います。
でも実際に日本語を書くとき、
特に「漢字」を書くのであれば、
紙に引っかかった方が良いんです。
漢字を書くときに。
ええ。だって日本語には、
「トメ・ハネ・ハライ」があるから。
ああ~。引っかかった方が、
というか、止めたいところで
止まってくれた方が良いのか。
そういうことです。
紙に引っかかってくれると、
すごく日本語が書きやすい。
なんか本格的な理由だなぁ…。
逆に筆記体などで英語を書くときは
あんまり向かないかもですね。
他にもポイントがありまして。
うんうん。
僕がお薦めするのはこのボールペンの、
黒・0.28って仕様なんですが。
色が黒で、細さが0.28。
これは細いほうだよね?
ええ。ボールペンでこの細さだと、
インク切れを起こすものが多いです。
インク切れを。
細いってことは、ボールポイントが
小さいってことなので…インクが
出るための面積が小さいってことです。
ははぁ。このペンは
インク切れしないの?
それが、何故かこの「黒」だけは
驚くほどインクが出てくれるんです。
黒だけが。
他の色は一般的な程度にインク切れが
あるんですけど、黒はほとんどない。
なんでだろう…でもすごいね。
ゲルインクだからですかね。
もちろんボールポイントを、
ガツガツ叩いたりしたらダメですよ?
でも普通に使う分には申し分ない。
ふんふん。
しかも滲みにくいんです。
インクは出るけど、滲まない。
滲まないって大事だよね。
履歴書を書くときに良さそう。
ああ、履歴書にはすごく良いです。
おお。
僕は就職活動のとき、
全部これで書いてました。
素直な字が書けそうだよね。
丁寧な字が書けると思います。
色々なボールペンを試してきましたけど、
いまのところこれが、ベストですね。
う〜ん、100円でこれだけ
語ることが出来るペンって凄い…。
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