ひらの徒然（水）奇跡

２月１３日水曜日、午前１１時。
エッセイ『ひらの徒然』のお時間。
今回からは「日常篇」に入ります。
気軽に読み進められるエッセイを、
時事ネタ満載で徒然とお送りします♪

・先日のロシアでの隕石落下事件は、
　大きなの被害が出ましたね。
　半径100kmの範囲に衝撃波が広がり、
　ガラスなども吹っ飛んだみたいで、
　怪我をされた方も沢山いらっしゃるとか…。
　半径100kmというのは、東京を中心に、
　関東がすっぽり入ってしまう規模。
　…本当に恐いですね。

　とはいえ。
　今回のような隕石による被害は、
　トータルで考えれば少ないのも事実です。
　隕石が落ちてくる確立と、
　隕石が落ちてこない確立。
　どちらが「奇跡」と言えるのでしょう。

・「奇跡」という言葉は不思議ですね。
　この世に生をうけ、誰かと出会い、
　友人になったり、お付き合いをしたり。
　今まで「起こったこと」ひとつひとつを、
　もし計算出来るとしたら…きっと全部が、
　奇跡のような確率になるんでしょう。
　常にそんなことを考えて生きていると、
　全てに感動、感謝して生きていけるのかも…。

　ひらの徒然

・わが家の身近な奇跡のひとつに、
　愛犬と巡り会えたことがあります。
　出会ったのは、生後３ヶ月のころ。
　言うならば、売れ残り。
　ペットショップのどの犬よりも、
　大きくなっていました。
　鼻の下の毛が真っ黒で、偉そうだから…。
　そんな理由で他のお客はみんな、
　この子のことを選ばなかったとか。

　「いやいやいやいや！
　そこが可愛いんじゃないか！」

　わが家の意見は逆にここで一致し、
　即決で一緒に暮らすことになりました。
　「ウチに来るために待っててくれた」と、
　いまでも家族みんなで言っています。
　奇跡的な出会いだったと信じているんです。

そんな愛犬も、もう老犬になりました。
ぐっすり眠るその耳元でいつも、
「あと１０年は生きててね」と囁いています。
「奇跡」的に５０歳くらいまで…
どうか生きてほしいものです♪