２月２３日土曜日、午前１１時。
様々なジャンルの本を紹介していく、
『ブックベルト』のお時間です。

今回も前回に続き恋愛小説！
まだ冷え込むこの季節に、
ぴったりな作品です。

こんにちは、おかです。
毎年、立春が過ぎてから
本格的な春に向かうまでが、
１番寒い気がしますね。



皆さん体調崩してませんか？
今回も寒い季節に読みたくなる、
恋愛小説をご紹介します。





郊外にある大型ショッピングモール
『タイニー・タイニー・ハッピー』。
通称『タニハピ』。
物語の主役は『タニハピ』で働く人々。



眼鏡屋の店員、レストランの店員、
管理部門、アパレルショップの店長…。
『タニハピ』で働く８人の男女が、
「遠距離恋愛」や「夫婦のすれ違い」など、
他人からすれば「取るに足らない」、
でも本人たちにとっては大切な問題に
真っ向から向き合っていく。
恋愛模様と日常を描いた短編集。


『ブックベルト』ではこれまでも、
「日常」に焦点を当てた作品を
ご紹介してきました。
『タイニー・タイニー・ハッピー』は、
その中でもドラマチックな要素のない
本当に「日常」を扱った小説です。
その分より自分の生活に近い気がして、
共感を覚えることが出来ると思います。



大恋愛やドロドロしたものではなく、
「ちょっとしたすれ違い」とか
その程度の些細な問題。
でも実際に私たちはそんな
些細な出来事の中で生きています。
ドラマチックな出来事がいつもその辺に
転がってるわけではありません。

それでも、

「人ひとりの人生は、
　相当に面白いし幸せだ」

そう思える１冊です。


この季節は寒いと人肌恋しくなるのか、
はたまた内面から暖かくなりたいのか。
小説にしても漫画にしても、
恋愛モノを求める傾向にあります。
本屋さんを覗いてもこの時期は、
そういった特集が多い気がします。
私だけではないのだと思いたい…（笑）

まだもう少し寒さは続きそうです。
皆さんも恋愛小説で、
気分を上げてみてはいかがでしょう。

 





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