11月12日土曜日、
午前11時になりました。
こんにちは、おかです。
立冬も過ぎ、暦上は冬になりました。
日々寒さが増していますね。
そんな中に室内で、
ぬくぬく本を読むのは至福です。
さてご紹介する伊坂幸太郎特集2冊目は、
『陽気なギャングが地球を回す』です。
嘘を見抜く男、やたらと喋る男、
スリの天才、時間を正確に計れる女。
彼らは緻密な計画で動く、
プロの銀行強盗集団だった。
ある日、彼らは成果となる売上を、
現金輸送襲撃犯横取りされてしまう。
完璧なはずの計画が何故失敗したのか。
「売上」の奪還と「ロマン」を求めて、
ギャングたちの新たな計画が幕を開ける。
恐らくこの作品で伊坂幸太郎は、
一躍有名になったと思われます。
映画化もされてますし、
続編も出てるのが人気のある証拠ですね。
伊坂作品には強盗がよく出てきます、
しかも、結構格好良い強盗が。
彼らの考え方やポリシーは、
一本筋が通っていて非常に頼もしいです。
フィクションだからこそ出来ることですが、
そこにロマンがあるのかもしれませんね。
また伊坂作品の魅力のひとつに、
掛け合いの面白さがあります。
会話を楽しむという点では、
ギャングシリーズは群を抜いてると思います。
個性の強い4人の掛け合いを、
テンポ良く読ませてくれるので、
ぜひ元気になりたい時に、
肩の力を抜いてお読み下さい。
陽気なギャングが地球を回す 伊坂 幸太郎 祥伝社 2006-02 |