11月19日土曜日午前11時。
こんにちは、おかです。
11月も半分が過ぎ、
本格的に風が冷たくなってきました。
この時期は紅葉がどこも綺麗です!
紅葉と読書、素敵な組み合わせですね。
寒いのは苦手だけど。
さて伊坂幸太郎特集、
3冊目は『終末のフール』です。
8年後に小惑星が衝突し地球が滅亡する。
その衝撃のニュースから5年が経ち、
地球滅亡までのリミットは、残り3年。
発表当時の騒動も収まり、
世界は小康状態と言える、
平和な日々を取り戻していた。
仙台のとある団地「ヒルズタウン」。
世界の終末を目前にして、
それでも生きると決意した住人達が織りなす、
残された日常の物語。
1冊通して「世界が滅亡する」という、
お話の設定は同じです!
だから1話ずつ読んでも問題ありません。
でも舞台と設定は同じなので、
複数の話に跨って登場する人物も居ます。
全て繋げて1つの物語として読むも良し、
短編として1話ずつ読むも良し。
ひとつずつ話の量が少ないので、
手が空いたとき気軽に読めるのも魅力。
過去にラジオドラマにもなりました。
それもなかなか良かった!
1話が40ページにも満たない短編でも、
じゅうぶん人を惹き付ける伊坂小説。
設定を同じくすることで、
それぞれ人物の違いがより明確になって、
比較するのが楽しかったりします。
十人十色とはこのことですね。
世界の滅亡に際し自分ならどうする?と、
置き換えて考えるのも楽しいかも。
さて次回で読書の秋特別企画も最終回。
どうぞ最後までお付き合い下さい!
終末のフール 伊坂 幸太郎 集英社 2009-06-26 |