こんにちは、おかです。
12月10日土曜日午前11時、
読書エッセイ『ブックベルト』の時間です。
12月に入り、季節はすっかり冬。
個人的に寒いのは辛いのですが、
空気が澄んでいて気持ちいいですね。
さて先月までの特別企画も終わり、
今回からまた通常の更新です。
今月は前回までとは少し趣向の違う本を、
ご紹介していきたいと思います。まずは、
E・W・ハイネ『まさかの結末』をどうぞ。
莫大な賞金か、死か。
リスクの大きい超人気テレビ番組。
天才外科医お抱え運転手の、
ある意外な才能。
長い手紙のやり取りの果てにある、
遠距離恋愛の行方…など。
どの話にも「まさか」と思ってしまうような、
そんなどんでん返しが待っている。
予想もつかない結末を簡潔に綴る、
珠玉のショートショート。
数ページで完結してしまう、
短い話ばかりの短編集です。
たった一文で想像を覆される展開が、
どんどん心地良くなってきます。
結末に待つのはブラックジョークが多く、
中には結構キツいものもあります。
でもそれも含めてきっと、
新鮮な衝撃を味わえると思いますよ。
というわけで今月は、
海外の小説をご紹介します。
文章から文化の違いが感じられて、
なかなかに興味深いです。
知らない世界を覗くような気持ちで、
お楽しみいただければと思います。
ちなみに私は英文のままでは読めないので、
日本語に訳された本をご紹介します。
英語の原文をそのまま読めたら、
格好良いですけどね…。
まさかの結末 E.W. ハイネ E.W. Heine 扶桑社 2006-08 |