3月31日土曜日、午前11時。
こんにちは、たくです。
マンガを紹介する番組、
『コミックベルト』の時間です。
友人に子供が生まれたりすると、
何ともふしぎな気持ちになるものですね。
ぼくはいま20代の半ばなのですが、
最近になって、とくに女性の友人の、
そういった話が多くなった気がします。
「お母さん」の顔になった友人を見ると、
やっぱり、中々に感慨深いんです。
明らかに以前と顔が違いますから。
あれがもしかして、母性っていうのかな。
そしてふと思ったのですが、
この「お母さんの顔」について、
母親本人はどう思っているんでしょう。
他人の僕から見れば彼女たちはもう、
立派な母親に見える訳です。
でも彼女たちは、いつごろ自分の中に、
「母親」を見つけたんだろうなぁ、と。
『ママゴト』というマンガは、
主人公が友人の子供を預かる話です。
彼女は生まれたばかりの自分の子供を、
亡くしてしまった過去を持っています。
作中に、こんな台詞があります。
生まれてきて
大きゅうなっただけで
うんとええ子なんじゃけ
「母」になれる筈だった主人公が、
「母」が好きだった子供時代を想いながら、
「母」について、そして「子供」について、
自分なりに考えてゆく。
まだ1巻しか出ていない作品ですが、
続きが気になるマンガです。
まさに、主人公が、
「母になっていく」お話ですから。
世の中の全ての人間は、
「お母さん」から生まれてきている。
哲学でもなんでもなく、ただの事実。
でもそれは、面白いな〜。
ママゴト 1 ビームコミックス 松田 洋子 エンターブレイン 2011-08-25 |