11月11日。日曜日の午前11時。
雑談番組『談話室』のお時間です。
話題になった映画『ALWAYS』。
昭和を描いたこの作品に、
みなさんは何を想いますか?
ボンヤリな雑談をどうぞ。
さいきんは忙しいの?
まあまあ。
ぜんぜん遊んでない?
や、映画とか観てるよ。
ふうん。
なに観たの?
あれ観たよ、あの…昭和の、
『ALWAYS』。
ああ、あたらしいやつ?
最初のやつ。
最初か。
いやよかったねえ。
おもしろかった。
あれ良いよね。
続きも観たいと思ったね。
なんか、具体的に「どこが
おもしろいか」は説明出来ないけど。
なんかおもしろいんだよ。
観てて安心するというか、
ほっとする映画だったね。
おおらかな雰囲気でね。
そういう時代だったのかね。
あの頃はほんとに、
あんな感じだったのかな。
どうだろうね。
そのときにはそのときの、
悩みがあったんだろうけど。
そうか。
でも今より安心感みたいなのは、
あったんじゃないかなぁ。
安心感。
「みんな同じ」というか。
まあ何となく分かる。
でも、たった何年かで、
色々と変わるもんだよね。
携帯電話もインターネットも
なかったわけでしょ。
テレビとか洗濯機さえ、
持ってる人少なかっただろうね。
…想像がつかないな。
おれたちが『ALWAYS』の世界にいったら、
なにを1番不便に感じるかな?
…やっぱり携帯電話じゃない。
携帯か〜。
ほんとに近くの人としか、
繋がることが出来なくなってしまう。
たしかに近況の更新頻度が、
すごく低くなるね。
ほら、例えばお前が『Always』を
観たなんて情報、生涯知り得ない。
わはは。とくべつ
知る必要もねえな。
でもあの映画を観た感じだと、
やれることが少なくても
それなりに楽しそうなんだよね。
なんだかんだで、その時は
その時なりに楽しいんだろうね。
そうなんだろうなあ。
携帯ないなら近所の人と話すし、
テレビないならラジオ聴くし。
不便だろうけどね。
100年後から見たら今も、
不便なのかもしれないけど…
その中でも楽しみはあるんだよな。
100年後のやつらは、
おれたちを原始人みたいに
思うんだろうか。
「携帯電話とか不便〜〜」みたいに。
どんな風になってるんだろうなぁ。
そうだねぇ…あ、
『Always』の頃になくて
不便なもの思いついた。
なに。
「ウォッシュレット」!
うはは。それは当時はないわ。
そこはつらいな…昭和。
「昔の方が良かった」
「今のほうがずっと豊か」
過去と現在を比べるときは、
一方に肩入れしてしまうものです。
それはどちらも正しいのでしょう。
しかし、結局のところの私たちは、
常に「今」しか生きることが出来ません。
「今」はいつか必ず「昔」になります。
当たり前のような、不思議な話ですね。
無駄話が続く『談話室』。
次回も全く期待せずにおたのしみに。