２月１６日土曜日、午前１１時。
様々なジャンルの本を紹介していく、
『ブックベルト』のお時間です。

今回は大御所作家の文学作品。
手に取るきっかけに、是非。

こんにちは、おかです。
まだまだ寒い日が続きますが、
足元を見てみれば少しずつ、
緑が増えてきていると感じるこの頃です。



季節は確実に春に向かってます。
そんな季節の移り変わりを教えてくれる、
バロメーターとなるのが、植物。
その中でも道端に生える「野草」に
注目した作品をご紹介します。







ズボラなOL「さやか」が飲み会帰りに遭遇した、
行き倒れの青年「イツキ」。

「俺をひろってくれませんか」

そう言う彼に一宿一飯を提供すると、
あまりにも美味しい朝食を返してくれた。
イツキは家事を完璧にこなすスーパー家政夫で、
なぜか植物（特に野草）に詳しかった。
この出逢いをきっかけに、
共同生活を送ることになる２人。
野草と共に季節を巡る、
健康的で健全な生活が詰まった物語。


春の野草から話が始まるので、
これからの季節にピッタリです。
私は割と自然の多い場所で育ってきたので、
木イチゴやつくしを採ることが
当たり前だったのですが、
作中の「さやか」は根っからの都会っ子。
彼女の生活が少しずつヘルシーに
変わっていく様が読んでいて楽しいです。



また恋愛要素もさることながら、
日常を楽しく生活するための
ヒントになる作品だと思います。
まさに春に向かっている
いま読んでいただきたい１冊です。


早いもので今年も１ヶ月半過ぎました。
４月から新生活になる方も多いと思います。
いまは準備で大変な時期ですよね。
「あれをやりたい、これもやりたい」と、
色々考えている時は１番楽しい時期です。
そんな時に自分の理想の日常が
描かれた本を持っていれば、
新生活の良いガイドラインになります。
これからの新生活と重ね合わせて
本を選ぶのも良いかもしれませんね。

 





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