10月24日水曜日、午前11時。
水泳番組『プールばなし。』のお時間です。
元水泳指導員の水泳人生、中学生篇。
前回に引き続き水泳「大会」について。
最初の競争相手は…自分?
さて前回に続いて、水泳の大会に
ついてご紹介していきましょう。
今回の「プールサイドのレース」は、
言うならば心との戦いです(笑)
誰もが知ってる敵…「緊張」です♪
大会時のウォーミングアップは、
だいたい学校ごちゃ混ぜで行われます。
プールは「水槽に入れすぎた魚」のように
ピチピチしていて、ごちゃごちゃです(汗)
でもレース前に泳ぐことが出来る機会は、
このウォーミングアップの時だけ!
大会によっては昼休憩で泳ぐことが
出来る場合ありますが、基本的には
休憩自体がないので、泳げません。
食事や間食も、自分のレースの時間を
計算して食べなくてはいけないから難しい!
「直前にアップしてるのを見たことある」、
なんてかた、素晴らしいチェックです♪
じつは大会を行う会場には、サブプールと
呼ばれる小さいプールが1、2個あるんです。
ただし、会場によっては狭かったり、
浅かったりするので、満足のいく
アップが出来るかというと難しい。
さてさて肝心のレースです!
まずは「召集所」に集まって、
名前の確認をしてもらいます。
ここにはずらっと長椅子が5、6列。
最初に訪れる緊張のタイミング。
プログラムの通りに順番に並べられるので、
これから一緒に泳ぐライバルたちと、
それはギュギュウに押し込められます。
とにかくこの召集所は緊張します。
周りの選手の調子がいいのか悪いのか、
そもそも自分の調子はどうなのか?
耳に入ってくる情報は、ライバルたちの
声、声、声…とにかく緊張するんです!
隣の選手がストレッチしだすと、
「やば、自分もしなくちゃ」
なんて思ったりしますね(笑)
名の知れた強い学校は、
合同練習などで会う知人だらけ
なんてこともあるらしいです。
でも私の学校は弱小&田舎でしたから…
ここでは知らない人だらけでした(笑)
周りは全員ライバルです。
(続きます)