10月31日水曜日、午前11時。
水泳番組『プールばなし。』のお時間!
元水泳指導員の水泳人生、中学生篇。
「大会」についてのお話が続きます。
今回は何やら裏技のようなテク
ニックのご紹介。コースにも、
やっぱり意味があるんですねぇ。
水泳の大会についての話も3回目♪
前回の「召集所」でのレースは
精神面の戦いでしたが、今回は
言葉の通り「駆け引き」がメイン。
『プールサイドのレース』篇。
プログラムの並び方を廻る戦いです!
大会でのプログラム(レース)の並び方は、
事前申請してあるタイムで決まります♪
9コースで10組分(90人)いる場合、
最初の組ならば遅いタイムの選手、
後の組なら速いタイムの選手で構成されます。
その組の中でも5コースで泳ぐ選手、
つまり真ん中のコースにいる選手が、
1番速い選手ということになるので、
外側のコースになるにつれて、
遅いタイムの選手ということです。
さてここで重要なことがあります。
決勝では「実際の予選で泳いだタイム
別にコースが決められる」という点です。
つ・ま・り!
予選では「実際のタイムで申請しない」選手も
少なからずいて、必ずしもプログラム通りの
力関係かは泳がなくてはわからないんです♪
そう。一応、駆け引きがあるんです!
例えばちょ〜っと「遅め」で申請をして、
前の組の真ん中のコースで泳ぐとか…。
なんで真ん中かって?
真ん中のコースは「他のコースの波」を
受けにくく泳ぎやすいと言われています。
他にも少しだけ「速め」で申請をして、
速い組の人たちと泳ごうとするといった
駆け引きも一応はありますね。
これは「速い人たちと一緒に泳ぐと
スピードを合わせようとするので、
タイムが縮まる可能性がある」
という効果を狙っているわけです。
まあ、とはいってもですね。
どんな駆け引きをしたとても、
プログラムが出来るまではギャンブル。
裏目にでるかも何もかも、
なにも分からないないんですよね~。
なので私はほとんど正直に申請してました♪
(続きます)