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第7回
『葵祭4』
行列での衣装は、
「平安時代」で統一されています。
面白いのは、行列では、
人ごとに役職が決まっているところ。
中でも必ず見とくべきなのが、
「斎王代」と「勅使」ですな。
未婚の京都市民から選ばれる「斎王代」は、
言ってみれば「ミス葵祭」。
対する「勅使」は天皇の使いで、
行列の中でも最高位な訳です。
『源氏物語』では光源氏が、
勅使として行列に参加し、
車争いが発生しました。
「勅使」は行列の中でもかなり重役。
そんな「勅使」な彼を見ようとして、
女の争いがあったわけですな。
さて、
この「行列」を観る場所ですが・・・。
京都の町を練り歩いている姿だけを見るなら、
その辺の道でも大丈夫!
「流鏑馬」と違って「行列」は長いので、
道沿いでも十分に楽しめます!
京都のお菓子なんかを食べながら、
役職を考えてエンジョイなんてどうでしょ。
まぁ色々とご紹介しましたが、
百聞は一見にしかずですな。
日本最古の祭り「葵祭」。
また来年お待ちしております。
『京都日和』
第1回『数奇』
第2回『三寒四温』
第3回『仁和寺』
第4回『葵祭1』
第5回『葵祭2』
第6回『葵祭3』
第7回『葵祭4』
第8回『京都でカレーうどん1』
第9回『京都でカレーうどん2』
第10回『京都でカレーうどん3』
第11回『祇園祭1』
第12回『祇園祭2』