第7回
加藤実秋
『インディゴの夜』
あんた、
自分で思ってるほど頭良くないわよ
渋谷の街をホストが駆ける。
爽快ミステリー。
こんにちは、おかです。
まだまだ梅雨が続きますね、
おかげで髪がまとまりません。
ただ雨音と本の相性はやはり良いようで、
この季節は読書がすすみます。
今回も軽めに読めるミステリーをご紹介。
『インディゴの夜』です。
因みにこの本はジャケ買いしました!
「クラブみたいなハコで、
DJやダンサーみたいな男の子が、
接客してくれるホストクラブ」
フリーライターの晶が、
何気なく発した一言で開店した「club indigo」。
一癖も二癖もあるホスト達が、
厄介事に巻き込まれながらも、
持ち前のバイタリティと、
ノリの良さで事件を解決していく!
アラフォーフリーライター晶さんが、
実に男前です(女性です)。
話の勢いとキャラクターのノリで、
テンポよく読めます。
登場人物が多めですが個性が強いので、
読んでて飽きないのも魅力。
渋谷の地理を知っていると、
更に楽しめるかもしれません。
ライターが主人公という点では、
前回ご紹介した作品と同じです。
けれど、ちょっと毛色が変わるだけで、
こんなにも印象が違うのが、面白いですね。
ところで。
ホストクラブって実際どんな所なんでしょう。
後学のために1度だけ行ってみたいような、
ちょっと怖いような。うーん。
インディゴの夜 加藤 実秋 東京創元社 2008-03-11 |
『ブックベルト』
第1回『ラッシュライフ』
第2回『薬指の標本』
第3回『告白』
第4回『西の魔女が死んだ』
第5回『東京タワー』
第6回『ハートブレイク・レストラン』
第7回『インディゴの夜』
第8回『イニシエーション・ラブ』
第9回『ブルーもしくはブルー』
第10回『こころ』