第6回
松尾由美
『ハートブレイク・レストラン』
ここから先は
あくまで年寄りの推測でございます
おばあちゃんの知恵で解き明かす、
ほっこり日常ミステリー。
こんにちは、おかです。
梅雨の季節ですね。
雨とミステリーって、
相性が良いと思いませんか?
そんなわけで今回は、
普段ミステリーを読まない人でも、
軽めに読める本をご紹介。
私はタイトルに魅かれて出逢いました、
『ハートブレイク・レストラン』。
フリーライターの主人公、
「真以」が通うレストラン。
お客の多くないこのお店には、
定位置に座る「おばあちゃん」がいる。
彼女は日常の「ちょっと不思議な事件」を、
人生経験と知的好奇心から解き明かし、
「真以」をそっと後押しをする。
「おばあちゃん」は何故、
「真似」を助けるのか。
そして一体、何者なのか・・・。
とにかく、
「おばあちゃん」が可愛いんです!
謙虚で物腰が柔らかくで、
そして好奇心が強い!
「真以」の恋愛の心配までする、
愛すべきおばあちゃん。
最高に癒されます。
ミステリーと一言に言っても、
扱うテーマは様々ですね。
日常のちょっとした不思議も、
立派なミステリー、
平和だけどミステリー。
それでも謎が解けた時の爽快感は、
どの本でも共通です。
ハートブレイク・レストラン 松尾 由美 光文社 2008-07-10 |
『ブックベルト』
第1回『ラッシュライフ』
第2回『薬指の標本』
第3回『告白』
第4回『西の魔女が死んだ』
第5回『東京タワー』
第6回『ハートブレイク・レストラン』
第7回『インディゴの夜』
第8回『イニシエーション・ラヴ』
第9回『ブルーもしくはブルー』
第10回『こころ』