こんにちは、おかです。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
急に涼しくなりましたね。
さて、作家・森見富美彦を特集するのも、
名残惜しいですが今回で最後です。
ラストを飾るのは私がこの作家と出逢う、
きっかけとなった作品でもあります。
これぞ、森見登美彦。
『夜は短し歩けよ乙女』です。
夜の先斗町、古本市での我慢大会、
大学祭でのゲリラ演劇…。
「黒髪の乙女」と「先輩」は、
何故かことあるごとに顔を合わせる。
しかしそれもそのはず。先輩は人知れず、
黒髪の乙女に想いを寄せていたのだ。
だが印象付けようとする彼の努力にも、
彼女は「奇遇ですね」と微笑むばかり。
立ちはだかる彼女の天然具合と珍事件。
果たして彼の恋の行方はどうなるのか?
山本周五郎賞、本屋大賞2位の受賞作です。
これはもう納得の結果です。
表紙の装丁に惹かれて手に取ったが最後、
作家買いをするようになってしまいました。
出逢いがこの作品で、本当に良かった!
全4回の森見登美彦特集、いかがでしたか?
世界観にハマった方ならば、
きっと面白く読める作家だと思います。
落ち込んだとき、ほっこりしたい時、
日本語の美しさに触れたい時…。
そんな時に是非オススメです。
他にも紹介し切れなかった作品や、
エッセイ形式の作品もあります。
興味のある方は探してみて下さい。
「こうして出逢ったのも、何かの御縁」と、
そう思っていただければ何よりです。
夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 角川グループパブリッシング 2008-12-25 |
第1回『ラッシュライフ』
第2回『薬指の標本』
第3回『告白』
第4回『西の魔女が死んだ』
第5回『東京タワー』
第6回『ハートブレイク・レストラン』
第7回『インディゴの夜』
第8回『イニシエーション・ラブ』
第9回『ブルーもしくはブルー』
第10回『こころ』
第11回『銀河鉄道の夜』
第12回『太陽の塔』
第13回『有頂天家族』
第14回『新釈走れメロス他四篇』
第15回『夜は短し歩けよ乙女』